Q.住宅ローンの金利はどうやって決まるのですか?

qa03

【金利に影響を与える主な要因】

1.金融市場の短期・長期金利
2.銀行の経営状況と住宅ローン戦略


それでは、順番に説明していきましょう。


1.金融市場の短期・長期金利
銀行は、預金や金融市場(金融機関同士で資金を融通し合うためのマーケット)から資金を調達し、そこに一定のコストと銀行の収益を上乗せして住宅ローンの貸出金利を決めています。

これら要素の関係を式にすると、このようになります。

貸出金利=(調達コスト+運営コスト)+収益

銀行は主に定期預金などで資金調達を行いますが、定期預金の利率は市場金利に連動するため、「調達コスト」は市場の影響を強く受けることになります。

また、住宅ローンのタイプによって、影響を受ける金利の種類は異なります。

「変動型」は短期金利、「固定型」は長期金利に連動することになりますので、この点を憶えておいてください。


2.銀行の経営状況と住宅ローン戦略
さて、「調達コスト」が金融市場という外部環境の影響を受けることに対して「運営コスト」や「収益」は銀行ごとに内容が異なっています。

主な[運営コスト]としては、人生費、店舗維持費、システム管理費などが挙げられます。


ここでメガバンクとネットバンクを比較して見ましょう。

構造上、「運営コスト」は圧倒的にメガバンクの方が高くなりますが、知名度と調達先が少ないネットバンクは定期預金の金利を高くしないと資金調達が困難になるため、逆に「調達コスト」ではネットバンクの方が高くなる傾向があります。

その結果、「収益」の幅を調整することで、最終的な貸出金利の競争力に差が付いてくることになるのです。

この調整は、各銀行の体力や営業戦略の影響を強く受けることになります。

メガバンクに対抗し、戦略的に最低金利を提示する「三井住友信託銀行」がその典型的なパターンと言えるでしょう。

サブコンテンツ

このページの先頭へ